毎年、日野市の高幡不動尊ではあじさいまつりが開催されております。
まつりといっても、おみこしを担いで参道を通るなどのおまつりではありません。
ちょうど不動尊に咲くあじさいが見ごろを迎える約一か月間をあじさいまつりといい、土日などではイベントも行われたりしています。
私は平日にしか行ったことがないのですが、平日の方が参拝客も少ないので落ち着いてあじさいを眺められる気がします。
今年は行けるかわからないので、去年までに撮ったあじさいの写真をおいておきます。
私はいつも仁王門から入ります。
大きなお賽銭箱が置いてある不動堂で参拝を終え、そのまま山門に続く広い道を歩いていくと、そのわきにいくつか小道があり、どこから上がっていっても裏の山につながります。
その小道の手前にも立派なあじさいが咲いているのです。
高幡不動尊であじさいを見るようになってから、あじさいにも色々種類があるというのを学びました。
例えば、上の写真のように中心の真花をガクが囲うようにさいているものが「ガクアジサイ」です。
ガクの方が目立つのでここが花だと思われがちですが、これは全部ガクなんですよね。
ガクアジサイの群生
こちらもガクアジサイですが、「すみだの花火」という種だそうです。
これは弁天池のほうに咲いていました。
また、私が不動尊内で一番印象に残っているのは、こちらの「ヤエガクアジサイ」です。
ガクアジサイの中でもガクが八重になっていることよりそう名付けられたのだと思いますが、本当に美しいガクをしているなあとしばらく見入ってしまっていました。
こちらも弁天池の方に咲いていました。
ガクアジサイもよく見るあじさいの一種かとは思いますが、あじさいといってみなが思い浮かべるのはおそらくこちらの「ヤマアジサイ」だと思います。
ぽんぽんのようなかわいらしいです。
確か土が酸性だと青色に、アルカリ性だと赤色に、中性だと白色になるのだった気がします。
品種もいくつか紹介があり、「土佐神楽」や「新宮テマリ」と書かれていたのがありましたが、それ以外にも色々あったのかもしれません。
五重の塔のところの水路奥にもたくさん咲いていました。
種類や色がごっちゃになって咲いているので見ていて飽きないですね。
五重塔を降りて碑石が並んでいる坂道を下ると、その並びに「カシワバアジサイ」という種のあじさいが咲いていました。
ヤマアジサイやガクアジサイに比べ背丈もあり、形も三角なので一見あじさいではないのかと思いましたが、調べてみるとしっかりあじさいでした。
同じ種でも一株一株違う顔をしているので境内を見て回るのに随分時間を使ってしまいました。
あじさいは雨も似合うので雨の日にも行きたいなあと思っています。
みなさまもぜひ高幡不動尊のあじさい、見に行ってみてください。
それではまた。
ありがとうございました。