生命科学楽しみ隊

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無排卵月経の原因を探るべく女性ホルモンと生理周期について調べてみた

 

私は、長らく月経異常に悩まされております。

婦人科に通院していた時期もありますが、子宮や卵巣に異常はなく、ホルモンの値が少ないということしかわかりませんでした。

他に大きな疾患もなく「なぜホルモンが出ていないか」という原因までは分からなかったのです。

そのため、規則正しい生活習慣を心掛けたり、日々に軽い運動を取り入れるなど色々試しましたが、正常な月経の時もあればそうでないときもあるという不安定な周期は変わらずでした。

 

不規則な周期の末、一度半年ほど生理が止まり、その後正常な月経が数ヶ月続き、再び不安定な周期になり今に至ります。

どこかしらの機能が損傷している気はしますが、原因を特定できない今、私にできることはとりあえず体内ではホルモンなどがどうなっているかを勉強することくらいなのかなと思い、ここにそれを記します。

 

 

 

性ホルモンの分類と働き

私たちの体内で働く性ホルモンはステロイドホルモンに分類され、コレステロールを基盤に作られます。

ステロイドホルモンの働きは繊細で複雑であり、少しのアンバランスでも大きな問題につながると言われています。

 

ステロイドホルモン

コレステロールからステロイドホルモンを合成する場所は、ミトコンドリアから始まります。

コレステロールから前駆体であるプレグネノロンになると、血液を介して全身にいきわたります。

卵巣についたプレグネノロンはプロゲステロンに変換され、腎臓についたプレグネノロンは17-OH プレグネノロンを経由しコルチゾールやアンドロゲン、エストロゲンへ変換されていきます。

それぞれのステロイドホルモンの量は、大脳辺縁系視床下部)によりコントロールされています。

私は、どこにも異常がなくホルモンバランスが乱れている場合、ストレスなどで視床下部に何らかのエラーが起きてしまっているのではないかと推測しています。

でもそれをどうにか正常に戻すすべは私では分からないのです..

 

また、コレステロールと聞くとよくないイメージが持たれがちですが、食事由来のコレステロール25%ほどで、残りの75%は体内で合成されています。

食事の後に一時的にコレステロール値が上がることもありますが、基本的には体内で一定になるよう調節されているのです。

しかも、コレステロールが足りな過ぎてもホルモンの合成などができなくなるので、少し多いくらいで心配しすぎる必要もない気がします。

 

 

エストロゲン

エストロゲンには、体内エストロゲン、植物エストロゲン、環境エストロゲン、人工エストロゲンなどが存在します。

体内エストロゲン以外のものは、エストロゲン様物質として、体内に入るとエストロゲンと同じ働きをしてしまうものというイメージです。

大豆由来のエクオールなんかはよくサプリメントでみかけますが、環境エストロゲンは逆に体内のエストロゲンバランスを乱す作用があるため、そういう化学物質の入った製品の使用が危惧されています。

 

体内エストロゲンは、エストロン(E1)、エストラジオール(E2)、エストリオール(E3)の総称で、3種の働きはそれぞれ異なります。

 

非妊娠時では、エストロンとエストラジオールは卵巣で毎日作られ、エストリオールはそれらの副産物として少しできる程度です。

一方妊娠時は、胎盤DHEA(デハイドロエピアンドロステロン:アンドロゲンの前駆体)からエストリオールが作られ、エストロンとエストラジオールの産生が減少します。

閉経後は、主に脂肪や筋肉からエストロンが作られ、体脂肪が多いほど多く作られるといわれています。

また、閉経時にはエストロゲンの減少がおこりますが、それは15%ほどで、劇的に減少するわけではないのです。

 

 

プロゲステロン

プロゲステロンは、黄体(排卵後の卵子)もしくは胎盤で産生されるステロイドホルモンです。

脳中のプロゲステロンは血液中の20倍はあり、代謝産物であるアロプレグナノロンがGABA受容体に結合すると、落ち着きや正常な眠りが誘導されます。

 

 

エストロゲンプロゲステロンのバランス

正常な月経では、エストロゲンプロゲステロンが十分分泌されていて、

排卵月経では、エストロゲンの十分量に対してプロゲステロンがほとんど分泌されていない、

閉経時ではエストロゲンの減少とプロゲステロンの減少がみられるとのことです。

また、更年期症状やPMSなどではエストロゲンが過剰状態になっているといいます。

 

次の項でも説明しますが、エストロゲンは周期の中で量が変わります。

その変化を受けてプロゲステロンが分泌されますが、エストロゲンのリズムが狂ってしまうとプロゲステロンが分泌されないのでしょうな..

 

 

アンドロゲン

アンドロゲンは、アンドロステンジオン、テストステロン、ジヒドロテストステロン(DHT)を含むホルモンの総称です。

アンドロゲンは皮膚や毛包、皮脂腺に多く、プロゲステロンが十分でないと、アンドロゲンが過剰となり毛深くなったりニキビ、皮脂が多くなりやすいです。

また肝臓内にアンドロゲンが多くなると、肝機能の低下やアンドロゲンのバランス失調がおきます。

 

待って..

私肝機能若干悪いのですよね..プロゲステロンが十分でないからというのも原因かおしれません。

 

 

DHEA(デハイドロエピアンドロステロン)

アンドロゲンやエストロゲンの前駆体であり、免疫系を支える重要な役割もあります。

 

 

テストステロン

性欲や性衝動を維持するために欠かせないホルモンで、女性の場合男性の1/10ほどの量が腎臓と卵巣で作られています。

性欲減退の原因として多いのが、エストロゲン過剰と甲状腺ホルモンの欠乏だと考えられています。

 

ふむ。

女性の場合、プロゲステロンがアンドロゲンやテストステロン、エストロゲン過剰などをおさえていることから、黄体の機能が重要という感じですね。

私の無排卵も黄体機能不全を疑ってますが、まあそれだけではなさそうです。

 

 

月経周期によるホルモン分泌の変化

次に、正常な月経周期とそれが乱れた際のホルモン変化についてみていきたいと思います。

月経周期は、卵巣で分泌されるエストロゲンプロゲステロンによりコントロールされています。

 

図を見た方が早いので、図を挿れておきます。

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月経開始から排卵までの期間

エストロゲンプロゲステロンの低下を視床下部が感知すると、GnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)が分泌され、下垂体からのFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)の分泌を促します。

FSHにより卵胞の成熟が促進され、LHにより排卵が誘発されます。

卵巣では、卵胞からエストロゲンが産生され、子宮内膜を厚くしていき、排卵前にエストロゲン量はピークに達し、その後徐々に低下し月経前に再び量が増え始めます。

 

排卵から月経までの期間

この期間は黄体期と呼ばれ、黄体が排卵後にプロゲステロン量を増やしていき、それは月経前にピークを迎えます。

妊娠がない場合、エストロゲンプロゲステロンは急激に低下し、ホルモンや子宮内膜が排出されていきます(月経)。

そしてこのエストロゲンプロゲステロンの低下を視床下部が感知し、次の排卵のための準備が始まります(月経周期)。

月経から排卵までの期間は変動しやすいですが、排卵から月経まではどんな女性も14日とほぼ決まっています。

 

 

月経異常

排卵までの期間にエストロゲンが十分あれば、子宮内膜の厚さや経血の排出がおこります。

ここで排卵がおきない場合、出血はあるものの量が少なかったり、すぐに終わるという無排卵月経となります。

また、エストロゲンには血管拡張作用や水分貯留作用があり、むくみや頭痛などがあらわれることもあります。

プロゲステロンエストロゲンによる作用を抑えてくれる働きがありますが、プロゲステロン量が少ないと、頭痛やPMSなどの症状が強くなるといわれています。

さらに、プロゲステロンの産生が少ないと、子宮内膜のはがれるタイミングが分からなくなり、不正出血がおこることもあります。

 

ストレスや飢餓状態では、プロゲステロンが副腎ホルモンを作るのに優先的に使われるため月経異常がおこりやすいです。

 

閉経前は、その10年ほど前から準備が始まり、月経周期はあるのに排卵されない(無排卵月経)周期(スパッタリング)がおこるといわれています。

 

 

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エストロゲンエストロゲン受容体とプロゲステロンの量による月経異常の可能性を考えてみましたが(下図)、②の場合の無月経では、サプリメントや薬剤などによるエストロゲンの補充で月経をおこせるかもしれません。

③のような場合は、プロゲステロンがなければエストロゲン受容体も反応が鈍くなっているのかもしれません。

⑤の場合、プロゲステロンがあっても、エストロゲンがある程度なければ月経をおこせないのかもしれないので、エストロゲンの補充で改善できるのかもしれません。

④のような無排卵月経の場合、下垂体からのLHが分泌されていないのか、黄体機能が低下しプロゲステロンを分泌できていないのか、分泌はされていても別のホルモンの産生のために優先的に使われてしまっているかなどが考えられますが、具体的な改善方法は...

 

 

 

考察

私は、二ヵ月に一度の月経だったり、毎月は来るけど無排卵だったりというのが多いです。ピルなどを使って月経をおこすこともできますが、薬を止めると再び周期が乱れるということも多いようで(副作用などもありますし)、薬に影響されやすい体質というのもあり

私は薬剤には頼らない選択をしています。

 

脱水しているとミネラルのアンバランスからホルモンバランスも乱れやすいそうで、たしかに意識しないとあまり水分をとらないくせがあるので、そういうのもあるかもしれません。

今は毎日家にいても水筒(1L)に補水液を作り、それは飲み切るよう心掛けています。

 

栄養失調気味でストレスもまあまあ多くあった時期もあり、その時は飢餓状態だったかもしれないので、一度体が飢餓だとスイッチ転換した後、正常にはどのくらいの期間で戻るのかも分からないので、精神・身体的なリハビリは続けていこうと思っています。

 

婦人科系の臓器に異常がないので、やはりストレスで視床下部がエラーをおこしGnRTが分泌停止している可能性が高いかなとも思いますし、目には見えなくともその刺激に卵巣が反応しなくなっているのかなあとも思います。

 

一度半年ほど月経が完全に止まった時は(20代)、早期閉経かもしれないと焦りましたが、その後5か月連続で正常な月経が来たこともあり、その時期は体調的にもよかったので何かがリセットされたのかなと思いました。

しかしその後親知らずを抜歯(過去記事参照)

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してから再び月経異常に陥ってしまったので、身体があらゆる刺激に弱くなり、ホルモンバランスも大きく乱れそれが安定するのもまた時間がかかるのかなと思っています。

 

月経異常とはかれこれ10年近く付き合っていますが、初めて周期が乱れたのは急に無の時間を一ヶ月過ごした時からです。

それまで毎日学校に通う日々でしたが、それがなくなり一ヶ月家でだらだら過ごす生活になってから。

しかしその後再び学校に通うようになっても周期が安定することはなかったのです。

 

今も、食事や運動はほぼ毎日同じようなもの同じようなことをしていて、生活リズムはわりと規則正しいです。

しかしそれでも正常な月経が来る月と来ない月があるので、何がそれを乱しているか、どうすれば改善するかの結論が出ていません。

 

この先、何か進展があれば再び記事にしたいと思います。

それでは今回はこの辺で。

お読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

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