昨年、セロ(オオカミ)、ヴァルデマール(ユキヒョウ)、フク(ユキヒョウ)という大型の猛獣が8月の酷暑近い日に立て続けに亡くなり、とてもショックを受けました。↓
上記の知らせでは、公式には「猛暑の影響」とは明記されていませんでした。
しかし今年は、7月下旬に続いた猛暑により「脱水症状が見られた」と明記されライオン3頭が亡くなったとの記事が出ていました。
あまりにも悲しいです。
スポットクーラーや送風機はあるようですが、ライオン舎には舎全体を冷やせる冷房設備はなかったということでしょうか?
ライオンはサバンナの気候に適し暑さには比較的強いとされていますが、日本の気候はサバンナとは異なり高温だけでなく多湿を伴います。
今年の多摩動物公園では、シロフクロウがついに夏場は非展示となり飼育個体を避暑させてくれていました。
ここ2,3年の間にシロフクロウも夏に立て続けに亡くなってしまっていたからです。
扇風機が増設され、遮光カーテンが増設され、と毎年対策が行われていましたが、近年の猛暑では「エアコン」による冷房機能がないと厳しい暑さです。
彼らの犠牲があり、やっと避暑に成功したのです。
他の動物園では、屋外において人間用の通路や休憩所に「外用エアコン」なるものを設置している園もみかけました。
多摩では今、ライオンは新たな群れを作ることを目的に放飼訓練などをしているようですが、もはや災害と捉えるべき気温の変化への対策をしないうちに繁殖などを進めるのはいかがなものかと思ってしまいます。
亡くなった一頭は2024年に生まれた一番の末っ子で、まだ公開もされていない子でした。
他の動物とは異なり、新たな群れで誕生しているライオンたちは、こども時代の公開がなかったので、どんな名前がついているかも知りませんでした。
こんな形で知ることになりとても悲しく悔しいです。
獣舎に冷房設備のある動物たちもいますが、そうでない動物もたくさんいます。
また、獣舎があったとしても出入り自由ではない子たちもいます。
出入り自由だとしても、外が好きで暑くても外に出てしまう子もいると思います。
私たちは、暑さ=命の危険である、と動物たちが認識できているかを正しく認識できていません。
暑いから涼しい場所へ避暑できる子はよいですが、そうでない子もいると思います。
「出入り自由」というのも、安心はできないと今一度考えてほしい気もします。
昨年のことがあり、園も十分気を付けていたのだとは思いますが、多くの個体が体調を崩してからクーラーなどの増設ができるのであれば、夏が来る前に設備を整えることもできたのではないかと思ってしまいます。
分かりませんが、一番近くで見ている飼育員さんたちがこうした方がいいと何か提案しても、上層部が承諾しないと手を打てなかったりするので、そういう難しい部分もたくさんあるのでしょう...
特にここは都営の園なのでね...
今年は大丈夫であってほしいというみなの思いも虚しく、今年も多摩の夏は悲劇がおこってしまいました。
悲しくてつらいです。
亡くなってしまった子たちのご冥福をお祈りいたします。
また、体調不良の子たちがどうか快方に向かってくれますようにと願います。