【多摩動物公園】オオカミとユキヒョウの訃報がショックすぎる
8月に入り、多摩動物公園(東京ズーネット)公式SNSから立て続けに訃報が流れてきました。
最初に出た訃報は、タイリクオオカミの「セロ」について、2回目はユキヒョウの「ヴァルデマール」、そして本日今月3回目の訃報としてユキヒョウの「フク」についての訃報がありました。
セロは18歳で、会うたび老いを実感していました。足がふらついたり、がけに登らなくなったり、ご飯をあまり食べなかったりと...。
いつかその日が来る、と覚悟をしていましたが、その日が来てしまうとやはり寂しいです。
セロ自身が老いを受け入れていたかは分かりませんが、外に出たいけど体が動かないなあ、と思っていたとしたらやはり切ないですね...。
それでも、飼育員さんや獣医さんが慎重にセロの様子を見続けてくれたおかげで、力を出し切ることができたのではないかと思います。
スイやカヨランが来てからも、ブログなどでセロの様子を報告してくれて嬉しかったです。
ありがとうございます。
セロも、立派に生ききってくれて、ありがとう。
ヴァルデマールも、21歳と高齢で、後ろ足が弱くなったりと、老いを感じていましたが、その日はゆっくりだけど急に、来ていました。
午後の日の入り前に、岩にぺちょっと張り付いていたり、フクのようにごろごろひっくり返ったり、かっこいいのにお茶目な面もありとても愛くるしいユキヒョウでした。
フクから始まったユキヒョウ舎通いでしたが、全頭、大好きなのです。
2歳で多摩に来た?と耳にしましたが、そこから長く、寿命まで多摩で過ごしてくれたおかげで、私はたくさん会いに行くことができたのです。ありがとう、ヴァルデマールさん。
そして...
セロとヴァルデマールは、どちらも国内最高齢の個体でしたが、フクはまだ8歳であり、寿命を全うできなかったことがとても悔しく悲しく、ショックが大きいです。
最初、フクの存在は、SNSで知りました。
可愛い動物を眺めていた時に、たまたまフクの写真が流れてきて、その方の投稿を覗いたところ、まだミミお母さんと一緒に過ごしていた時のフクや、飼育員さんに回収されている様子などの写真や動画がたくさんあがっていました。
すぐにその方をフォローし、画面越しに愛でていましたが、徐々に会いに行きたいと思うようになり、多摩動物公園へ行ってみることにしました。
どの時間帯に外に出ているかが分からなかったので、探り探りで会いに行っていました。(ドアが開いていても外で誰もいないこともあったりしましたので...)
そして、どうやら午前中に出ていることが多いと分かり、早起きをし行ける時に会いに行っていました。
初めて会えた時は本当に嬉しくて、平日だったので人も少なく、にこにこしながらのんびり草の上を歩いて、私を見つけニコニコ振り向きスマイルをしてくれました。
その動画は今でもお気に入りフォルダに入れています。
だんだん、高画質なフクを撮りたいと思うようになり、カメラも買いました。
しかし、ユキヒョウ舎は金網がある上に、崖の上など距離のある場所で休まれてしまうと、望遠機能のないカメラでは太刀打ちできず、望遠でしっかり顔を捉えられるカメラを買い直しました。
そう、つまり私はフクを撮りたいがためにカメラにお金をかけてしまったと言っても過言ではないのです。
これまでブログでユキヒョウについての記事を書いていませんでしたが、それはあまりの写真の多さに整理が追いついていない、というだけなのです...。
しかし今回はあまりのショックで殴り書き状態です...
可愛い可愛いフクフクスマイルや、草の上や崖の上でゴロゴロ転がっている動画、常連さんと追いかけっこをしていたり、お部屋には帰らないぞと飼育員さんから隠れているような動画もたくさん撮れました。
ボール遊びや藁あむあむフクもたくさん...(涙)
毛繕いがちょっとぎこちない様もまたチャーミングなポイントでした。
たくさん...たくさん...作れた時間で会いに行っていましたが...足りないのです。。。
生まれつきなのか、目や足が若干不自由?な部分があるのかと思っていましたが、それとは別?に、小さい頃からお腹も強くはなかったのかなと思います。
ここ数年も、梅雨や夏場は毎年あまり体調が優れていなかったと記憶しています。昨年は腸炎で手術もしていましたし...。
そして今年は、崩した体調が戻ることなく、フクはこの世を去ってしまいました。
言葉にするとあまりにも悲しいです。
8月の10日に、多摩動物公園では開園時間中にユキヒョウ舎への立ち入りを一時禁止するといった事態がありました。
その時園内にいた知人の話では、放送がかかっていたとのことです。
この時何らかの処置を受けたのがフクだというのが次の日分かり、フクは体調管理のため休み、といった掲示が出ているのをSNSで見かけました。
とても嫌な予感がし、すぐにフクについての公式ブログが更新されたらどうしよう、と不安でした。
そして3日後に更新されたブログでヴァルデマールの訃報を知りました。
高齢で、酷暑も続く日だったのでヴァルデマールも心配でしたが、ついにこの日が来てしまったのかと。大往生だったことに感謝をし、手を合わせました。
公式ブログの更新がないからと、フクの心配はなくなりません。
SNSでは、暑そうにハアハアしていたといった情報もあり、YouTubeでは9日のフクの様子を動画であげている方がいらっしゃいました。
そこでは原因は”飼育さんも分からないが、室内に入りたくなさそうにしていた“と述べられていました。
私の憶測なのですが、その日はヴァルデマールが亡くなったと記されていた日であり、その情報はまだ公式で発表されていない状態だったので、飼育員さんにはもしかしたら何か心当たりがあったのかもしれないですね。
ヴァルデマールが最期、病院の方にいたのか獣舎にいたのかは分かりませんが、いつもと違う何かにフクは不安があったのかもしれません。
老衰ではなく胃拡張と胃捻転というのがとても悔しいです。きっと、みんな悔しいと思います。
胃拡張を調べてみたところ、“副交感神経が働かなくなることで〜”と書いてあり、人でもそうですが、暑い時期は自律神経は乱れやすい上に、特に交感神経が強く働いているので、このとんでもない酷暑の中外にいたことで、副交感神経の働きが抑えられやすい状態だった可能性もあります。
特に8月4日からの数日は、日野市でも40℃近くまで上がり、今年一の暑さでした。
加え、フクにとってのなんらかの精神的ストレスも原因の一つかもしれないですね、あくまで憶測なので分かりませんが。
でももし暑さの影響が大きいもので、もし多摩動物公園のユキヒョウ舎が通年秋冬のような気候だったらフクは無事だったかもしれないと考えてしまいます。
暑さや気候に関係なく、フクの体質として患ってしまっていたものであるならもっとすんなり受け入れられていたかもしれないのですが、やはり「一番暑い時期」であったことが引っかかってしまい、飼育における人間の責任といったことが浮かび悔しみが強く残ってしまっています。
もう、会えないことに変わりはないのですが...。
産経ニュースで、多摩動物公園のユキヒョウについての記事を見つけました。

こちらの記事では、担当者に話を聞いたのか、”冷房で温度管理された飼育環境のため“といった記載がありました。
これは寝室のことかとは思いますが、寝室と放飼場の出入りは基本的には自由となっており、これを「温度管理された飼育環境」と言い切っていいのだろうかとも疑問に思います。
暑さは本当に毎年ひどくなっている気がします。酷暑というか災害というか。
気温の上昇もですが、高い温度の持続日数が増えているように感じます。
人間にとっても危険ですし、動物にとっても危険です。
ユキヒョウ舎では、冷房施設(寝室)との出入りが自由といえど、「暑いことが命に関わる重大な要素」とユキヒョウ側(ユキヒョウに限らず動物たちみな)は認識できているのでしょうか?
ユキヒョウは、野生ではヒマラヤ周辺の高山帯が生息地と知られていて、年間を通して15℃前後で安定しているようです。
ユキヒョウ舎は、日除けにすだれのようなものが設置されていますが、放飼場全てを遮光・遮熱できているわけではありません。
地面は土や草で覆われているので、コンクリートに比べればマシかもしれませんが、上部で日光を浴びた岩からは遠赤外線が出ているので、暑さを感じやすかったはずです。
また、生まれつき体が弱く、夏場も体調を崩す傾向にあったフクなので、そういったことへの配慮はどの程度あったのかとも気になってしまいます。
夏の酷暑を災害と捉え、動物の飼育・展示方法について大きく何かを変えるよう施設や協会に動いてほしいものです。
多摩動物公園では室内施設(病院を除く)のない動物もいるので...
シロフクロウも昨年生まれた子は夏を越せず、育児を頑張っていたオスの子も夏を越せませんでした。
昨年はただ扇風機のようなものから風が当てられているだけで、今年はすだれのような日除けがあり...対策をしたいという気持ちは伝わるものの、さすがにそれだけではどうにもできないほど近年の夏は暑いのです。
暑いことが危険であるという意識をもっと持たないとですね...
暑い中外にいる動物を見るのは心配ですし、とても快いものではありません。
また、私は通園者側ですが、そもそも、“動物園という施設”について絶対的に是という考えではありません。
動物園や水族館は、一応、野生動物との共存や保護への取り組みを促進するためまずは生き物に関心を持ってもらおうという理念があるようですが、本来の生息地ではない場所で人間に飼育されるというのは動物にとってはどうなのかなとも思っています。
なので、今後は動物園という施設を作ることが禁止になります、と言われても受け入れられるのです。
ただ、医療があったり、人の補助があるおかげで救えた命や絶滅危機が回避された種もいますし、飼育環境を心地良いと思う個体もいると思います。(イエネコとかも)
なのでどちらが良いか、について是非をはっきり決めることはまだできていません。
脱線しましたが、8月、悲しい知らせが多いです。
セロも、ヴァルデマールも、フクも、みんな頑張って生きました。
短期間でのショックの積み重ねでつい殴り書きをしてしまい若干責めるような物言いをしてしまいましたが(申し訳ございません)、園や飼育員さんたちもできる範囲での配慮はしてくれていたと信じたいです。
フクはまだ若かったけど、8年しっかり生きて、ファンもたくさん作って、外にも出て、本当に偉いです。
体、しんどかったと思いますが、頑張ってくれたと思うのです、思いたいのです。
まだまだお庭お散歩したり遊んだりしたかったかな?飼育員さんに甘えたかったかな?
とかも思ってしまします。
たくさんの尊いをありがとう、唯一無二のフクちゃん。
ミミとコボ、ミルチャも、みんな元気に過ごしてほしいな。
アジアの平原でも、スイとカヨランが元気でいてくれたらいいな。
スイはストレスに弱いし、カヨランは決して若くないので心配ですが...
平井堅さんのこの歌が、バックの風景(雪山と湿原?のような場所)と相まってフクちゃんを思う歌のように聞こえます。