生命科学楽しみ隊

生命の持つ不思議や神秘に魅了されております。ここでは生きた証として残しておきたい知識を記しています。

【羽村】多摩川沿いで花と水を観察

 

先週末、東京都羽村市で開催されている「はむら花と水のまつり2024」に行ってきました。

はむら花と水のまつり2024 | 羽村市公式サイト

 

以前より、多摩川羽村取水堰を見ておきたいと思っていたところ、ちょうど春にお祭りがあるとのことで、この時期を選び行ったのです。

 

多摩川沿いのはむら花と水のまつり

今年は例年より3月の寒気が強まっていたためか、桜の開花が遅く、4月に入っても満開には至っておりませんでした。

それでも多摩川沿いを彩るには十分な咲きを見せていました。

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曇っていたのが残念ですが、気温は低すぎず、雨や風もなかった分お花を見るには良い日でした。

「三春の滝桜」という桜が立派に咲き誇っておりました。

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臨時駐車場が設けられているとのことで、かなり混むかなとは思ったものの、12時過ぎに着いた時はスムーズに駐車が出来ました。

昼過ぎからは徐々に車の台数が増え、駐車スペースも拡大しているように見えましたが、同時に出て行く車も多く、むしろ大きな道路に出るまでが若干渋滞になっていた印象です。

 

屋台も沢山出ており、焼きそばと塩ソーキ煮、焼き芋を食べました。

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雰囲気も相まり美味しさ増し増しでした。

 

 

多摩川の手前には、とても広い花畑があり、そのほとんどにチューリップが植えられていました。

ところどころネギや睡蓮、牡丹しゃくなげなど他の時期に見頃を迎えるものもありましたが、チューリップは1/3くらいは綺麗に花が開き、畑を綺麗に彩っていました。

でも畑一面が綺麗に色づくのはもう少し先かな、という感じです。

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久しぶりに春の花をしっかり見た気がします。

綺麗なものを見ると心が穏やかになりますね。

 

羽村取水堰玉川上水路の開始地点

さて、ついに玉川上水流入地点を観測出来ました。

写真奥に羽村取水堰があります。

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多摩川は、埼玉県と山梨県の県境にある笠取山から流れ出ている水で出来ています。

詳しくはこちらを。

多摩川最初の一滴を生み出す「水干」と笠取山。水源の森として守られた重厚な原生林を楽しむ - 山と溪谷オンライン

 

江戸時代に、東京の内陸部に生活用水(農業や飲料用水など)を引くため、ここ羽村で一度水を堰き止め、上水用路(玉川上水)に水を流し入れたのです。

詳しくはこの辺のサイトに歴史が載ってるのでよろしければ。

玉川上水の歴史 | 広報・広聴 | 東京都水道局

 

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こちらが多摩川上流から流れてくる水を堰き止めている羽村取水堰です。

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桜のフレームを作れるのは今の時期だけ!

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上流部から見るとこんな感じです。

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こちらが多摩川から第一水門を通り抜けてきた水ですね。

一応ここを降りて通り抜けれるよう車道側から階段が伸びているのですが、車通りがある時は危ないので気をつけましょう。

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そしてこちらの水門を通り、玉川上水として流れて行くのです。

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桜がいい感じですね。

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現在は上水(生活用水)として使われているのは、ここから小平監視所までのみらしいです。

それ以降の下流水路は、多摩川上流水再生センターにより処理された下水が流れているようです(一部廃路もあり)。

 

江戸時代にこの羽村から四谷までの水路を開拓したと、功績を讃えられ銅像にもなっている兄弟がおります。

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本当に、すごいですね...
とても自然を味わえる場所なので、川沿いはウォーキングやランニング、サイクリングなども気持ちが良いと思います。

 

 

青梅市まで行き、多摩川のもう少し上流部のところでも川沿いに桜が咲き並んでいました。

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夜はライトアップもしており賑わっておりました。
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良い時期に来れて良かったです。

玉川上水は、また下流にかけて少しずつ見に行けたらいいなあと思っております。

 

それではまた。