自然の中に身を委ね、美味しい食事と温かい温泉に癒され、とても有意義な時間を過ごせました。あまりに良い時間だったので、余韻がすごいです。
大月駅と宿探し
都内からなら大月は日帰り可能な場所だと思います。私は体力があまりないので、観光に行くなら宿泊したいなと思っていたので、大月周辺の宿泊施設を探していました。
しかし、大月駅周辺にはあまり宿がなく、駅前に東横インがある以外ビジネスホテルははてありますでしょうか?といった具合でした。
周辺マップを色々見ていたところ、車で15分ほどの山中に「真木温泉」という旅館があるのを発見しました。
ホームページを見てみたところ、お屋敷のような温泉宿で、すべての客室に露天風呂がついているお宿ではありませんか。
いいなあと思い値段を見てみると、ふむ、一泊3万前後の庶民には少しお高い宿でした。
すぐには手が出せず、一年が経過しました。(笑)
そして秋が来て、再び近場で温泉旅行に行きたいという思いが強まり、一年近く旅行も行っていないのだから、少し奮発してもいいのではと、真木温泉へ泊りに行くことを決定した次第です。
中央本線大月駅のさらに先、石和温泉や甲府まで足をのばせばもっとたくさんの宿や観光地があると思いますが、今回は大月に行きたかったのです。
手作りほうとう「あずま」さんで昼食を
大月駅周辺でランチを調べると、おしゃれなレストランがいくつかありました。
私がランチで行けたらいいなあとメモしていたお店は、
・月カフェ
・レストラン赤レンガ
・マインドルフ
上記の洋食系レストランだったのですが、山梨といえばほうとうというのもあり、ほうとうのお店を探してみました。
有名な「小作」は大月周辺にはありませんが、大月駅から少し東京側へ戻った「四方津」という駅周辺に「手作りほうとうあずま」というお店があるのを見つけました。
大月駅からは車で約30分ですが、国道20号沿いにあるので、車があればアクセスはいいかと思います。
夫の運転だったのですが、本当に一本道をしばらく走ったのち道沿いにお店があったので、スッと駐車場に入ったかと思いきや、それは一戸建ての庭の広いお宅で、あずまさんは一つ隣の建物でした。間違えて人の家の庭に入ってしまいましたが、みなさんはお気をつけください。
駐車場の入り口には大きな窯があり、お店の奥には飼い犬の「やすおくん」もいます。
お店の入り口に大きな信楽焼たぬきさんがいて、かわいいです😊

お座敷とテーブルの席があり、お座敷からは庭が見えました。
ほうとうというと、とても量が多いイメージだったので、様子見という形で一つの鍋を二人で分けて食べました。
食べ進め、意外と一人でも全部いけたかなと思いましたが、宿の夕食が多めかつ時間が早いことを知っていたので、二人で分けて正解でした。
私たちが頼んだものは照り焼きチキンがのったほうとうです。メニューも色々あり、これ以外にも迷ったものがありましたが、照り焼きほうとうが美味しすぎて忘れてしまいました。(笑)
サイドメニューも色々あり、肉じゃがが気になっていましたが「揚げほうとう」が美味しそうだったので、それを頼みました。写真通りめちゃくちゃ美味しかったです!


とても雰囲気の良いお店でしたので、おすすめです。
お店のご夫婦が元気なうちにまた行けたらいいなあと思います。
桂川にかかる猿橋と八ツ沢発電所施設第一号水路橋
大月周辺は観光できる場所が限られているので、みんなだいたい猿橋を訪れると思います。

しかし、遊歩道(?)もあり、資料館や自然公園へも繋がっているようなので、この周辺だけでも十分時間をつぶせます。私たちが行った時もそれなりに多くの方が訪れていました。
観光用に無料駐車場があり、お休み処的なお店もありました。
桂川
橋の下を流れる川は、マップには桂川と記載されていましたが、神奈川へ入ると相模川と名前を変えるようです。


源流は山中湖と富士山の伏流水のようで、厚木の方まで流れ、最終的には相模湾へ流れ出るようです。
ちなみに伏流水については山梨県のホームページに解説が載っていました、さすがです。
大月周辺は一応上流になるのでしょうか、川幅はやや狭く、石や岩などが多いので都内から来るととても上流感が得られます。
橋から川を眺めていると、ボートで遊覧している方々が見えました。我々は上からの眺めを楽しみましたが、新緑や紅葉を下から楽しむのも、また良いかもしれません。
猿橋
大月の観光と調べてまず出てきたのが猿橋ですが、これはいったい何がどう有名なのかと調べてみると、その作りが特徴的で、日本三奇橋の一つになっているようです。
橋脚を使わず四層のはねぎだけで支えられているというのが特徴で、大丈夫なのですが、やはり落ちてしまわないかが怖かったです。

梅雨時期には紫陽花もたくさん咲くらしいので、一年を通して景色を楽しめそうです。
奇橋のもう二つの橋は、「岩国の錦帯橋」と「木曽の棧(かけはし)」で、錦帯橋は巻きがねとカスガイを使った木組みの反り橋、木曽の棧(かけはし)は断崖に作られた木製の橋で、現在は当時の姿ではなくなっているとのことです。
八ツ沢発電所の第一号水路
猿橋のすぐ近くには、発電所へ水を流す水路がありました。これが第一号の水路で、文化遺産にも登録されているようです。

明治から大正にかけて建設され、その建築技術の高度さと、大規模調整池を有した初期の発電施設ということが重要文化財に指定されている理由とのこと。
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/147648
まだまだ知らない日本の歴史や建造物があり勉強になりました。
道の駅つる
ほうとうを食べ、猿橋を見た後は、道の駅つるへ行きました。周りは山と田んぼに囲まれ、建物の横には芝生が併設されていました。
わんちゃんのお散歩に来ている方が多いような印象です。
道中富士山が見えるかな~と思っていたら、ちょうど傘がかかっているような富士山が少し見えました。

山が近いので、すぐ隠れてしまいましたが、一瞬でもその姿を見れてよかったです。
天気もとてもよく、空がきれいだったので山々も綺麗に見渡せました。
道の駅つるのすぐ近くには、リニアの見学施設があるようで、試運転用の線路がひかれており、試運転が通るたび轟音が響き渡っていました。少し怖い。

道の駅というのにじっくり立ち寄ったのは初めてかもしれません。昔も立ち寄ったことがあったかもしれませんが、あまり意識していなかったので、しっかり目的をもって立ち寄ったのは今回が初めてになります。
せっかくなので山梨地産のものを何かおみやげにできたらいいなと探していたところ、大月市で栽培加工されたヨモギ茶を発見し、これだと思い買いました。
あとは、さつまいも味のチーズケーキ(小)をおやつに買い、これも夫と一つを分けて食べました。美味しかったです😊

いざ真木温泉へ
国道から真木温泉へ入っていく道は2ルートあり、宿からの案内では整備された林道を通ることが推奨されておりました。
林道は、整備されているとはいえかなり狭く、一部ガードレールがあるものの勢いよく踏み外すと雑木林に落っこちてしまいそうな箇所もいくつかありました。
運転の夫も、その林道を事前に確認していたようで、日が沈む前には絶対宿に着きたいと言っておりました。
実際、日が出ていても怖かったですが、普通に運転していれば大丈夫だと思います。
ところどころ幅が広くなっている箇所はありましたが、一通なので、対向車が来るとそのポイントまでバックで戻らなければいけないというのも冷や汗ものです。
この道をどれくらいの人が使っているか分かりませんが、私たちが偶然にもすれ違った軽トラの方は、私たちを見つけた瞬間バックですれ違いポイントまで下がってくれたので、この道に慣れた方や宿客くらいしか通らないのかもしれません。
すれ違ったのが慣れた方で本当に良かったです。
グーグルマップにもストリートビューとして載っており、事前に見ておくことをおすすめします。
チェックインと貸し切り風呂
駐車場につくと、宿の方がお迎えに来てくださっておりました。大きい荷物を持ってくれて、夫はチェックインカウンターへ、私は応接間のような場所へ案内されました。待つ間にお抹茶と和菓子をいただき、そのあとお部屋の方に案内していただきました。
手すりはありますが、階段が多いので足の悪い方は、少し値段は張りますが、段差の少ない広い方の客室がおすすめです。

私たちは大浴場に近い一般の部屋でしたが、それでも広い和室だなと感じました。
窓辺にはマッサージチェアと、客室露天風呂があり、窓のすぐ下を真木川が流れていました。
昼間に見た桂川よりさらに澄んだ水で、川魚も住みやすいのだろうなと。
客室露天風呂には内風呂から出られる扉があるので、畳の部屋が濡れてしまうことはないと思います。

せっかくなので、すべての風呂に入ろうと、夕飯前に貸し切り風呂に行ってみました。
玄関口近くの庭にあり、私たちが行った時間は二つとも空いており、とてもゆっくり浸かれました。(シャワーなどはありません)
部屋に戻り、少し時間があったので客室露天風呂で足湯をしていました。
大満足のお夕飯
夕飯は、お食事処へ行くと仲居さんが迎えてくれて、個室へ案内してくれました。
テーブル一面にすでにたくさんのお皿が並んでおり、前菜から食べ始め、次に火を入れた魚やお肉が運ばれてきました。



食事の開始とともに卓上の釜めしに火を添加し、だいたいのお皿をたいらげた頃に炊き上がりました。

どれも美味しく満足ですが、私には量が多く楽しみにしていた釜めしが入るかどうかという具合でした。
すべてを綺麗には食べれませんでしたが、8、9割くらいは食べきれたと思います。
あまり格の高い料亭に入ったことがないので、美味しさが記憶に残りとても幸せな気持ちになりました。
大浴場と客室露天風呂
夕食を3時間弱かけて食べてしまったので、部屋でのんびりする間もなく眠くなってしまいました。
夜のお風呂は、大浴場の後部屋のお風呂でゆっくりしました。
大浴場は、私が入った時間には私しかいなかったので、貸し切り状態でした。
さっと体と頭を洗い、はじめに露天風呂に入りました。
周りの草むらから何か動物が入ってこないかなとしばらく待っていましたが、そんなことは起こりませんでした。残念。
温度も暑すぎなかったので、ゆっくり浸かることができました。まろやかな肌触りだったのでお肌もすべすべになったのではと。
大浴場を上がった後は、廊下に設置されていた弥生の舞(温泉水)を飲み、すぐに部屋に戻り、部屋の露天風呂に浸かりました。
外は真っ暗だったので川などは見えませんでしたが、川の音が聞こえて風情を感じました。
風呂から出て髪を乾かしたらもう寝るには十分な時間でしたが、せっかく山奥にきたのでと、外で星空を見に行きました。
山に囲まれ、高い建物もない場所だったので、暗い空に星が輝いて見えました。
こういう星空を見たのははて、何年振りだったかなという感じです。
広い部屋なので、ゆっくり過ごそうと思っていましたが、食事にお風呂に自然にと満喫していたら、部屋で過ごす時間はほとんどありませんでした。それも、またよきです。
しっかり食べる朝ご飯と弥生の舞工場
朝ご飯は、夕飯と同じ部屋でした。同じ仲居さんが朝食を用意してくれましたが、またも量が多いです。(笑)
前日に腹10分食べたにしては、朝ご飯もそれなりに食べることができました。
ここ数年で一番多く朝ごはんを食べたと思います。
朝ご飯も美味しかったです。

朝食後はチェックアウトの時間まで部屋で足湯をし、ゆっくりできました。
チェックアウトの後は、宿でもいただいた弥生の舞の工場へ行き、ドリンクを一杯いただきました。
晴れていたので、富士山がとてもきれいに見えました。
工場は休日だったから稼働はしていませんでしたが、カフェのおばちゃんが色々商品を紹介してくれました。
宿客以外にもお客さんは来るのかな?一人だと少し寂しそうでしたが、午後は別の居場所があったりしたら安心です。


宿泊してみた感想
飲み物をいただき、富士山を眺め、宿を後にしました。
とても贅沢な時間でしたが、ゆっくり過ごせて、余韻に浸るほどに満足でした。
来れてよかったです。
それと、温泉の効果なのか、ストレス解放なのか、食事をしっかりとったからなのか、とても体調が良くなりました。
いつも朝が弱くだるいのですが、朝起きた時からエネルギーがみなぎっている感じがして驚きました。
時間を作り、お金をかけて泊りに来てよかったです。
道の駅甲斐大和
帰る前に、前日とは別の道の駅へ行きました。甲州アルプスと呼ばれる山々もあるのを初めて知りました。
都留に比べて、ライダーさんが多い印象です。自転車の人もたくさんいましたが、車に乗っているとぶつからないかはらはらです。実際、途中の道で事故などもあったようでした。
日本は外国に比べ車道の自転車通路の整備がされていない印象なので、事故も多いのかなと...
朝ご飯を大量に食べた後でしたが、おいしそうなお蕎麦屋さんがあったので一つのそばを半分こで食べました。美味しかったですし、お店のロゴも可愛かったです。

大月周辺ですと、山にのぼるか、食べるか、くらいしか見つかりませんでしたが、景色を楽しみながらのんびりできる場所だったので、ゆっくり自然を楽しみたい方にはおすすめかと思います。
せっかくなので、山梨記念にご当地ぷりん(ぽむ)を連れて帰りました。
またどこかに旅行行けたらいいなあ。
年が明け、上野原市と大月市をまたぐ扇山で山火事が発生したとニュースで知りました。
ふと今回の旅行でお世話になった方々が無事に過ごせているかが心配になりました。
乾燥もひどく、雨が長く降らず県内外から多くの方が消火(鎮火)活動にあたってくれているとのこと、感謝いたします。
鎮圧までのニュースはききましたが、無事完全に鎮火でき、周辺住民のみなさまが安心してすごせまうように。