私記

自分の得た知識や、見て周ったことなどを記しています。

【多摩動物公園】オオカミ、スイちゃんに仲間ができました

6月上旬現在、多摩動物公園には3頭のオオカミが暮らしています。

 

 

セロはセロ

3頭のうち、最も高齢なオオカミがセロです。モロとロボの子供のうち、今を生きる最後の一頭です。

以前セロのことを書いた記事より一年が過ぎ、セロは今年18歳になりました。国内のオオカミの中でも最高齢なのではないかと思われます。すごいぞ、セロ。

秋から冬頃は、午前中からセロが小放飼場のガラス前で転がって寝ている様子が見られていました。常連さんの話によると、開園前にスイちゃんが出ていたため、残り香などから「ここは自分の縄張り」と主張するためにドシッと寝ているのではないか、とのことです。

日が当たる草の上は、冷たい空気をも感じさせないほど温かかったのでしょうか、一度寝入ると何時間もおきず、寝ていました。

冷え込みが強まると、セロの寝室の前にはヒーターが置かれ、その前でデロっと寝ている姿もまた可愛らしかったです。枯草の上で、ヒーターに温まりながら寝るのもまた気持ちよさそうですね。

この時は、まだ岩の上に登って遠吠えをしてる様子も見られましたが、最近は以前よりふらつきも見られ、岩の上に登る姿も見られなくなりました。

人も、動物も、下半身から衰えるというのは本当にそうですね。それでもセロはまだしっかり立って自分で歩いているので、やはりすごいです。以前より寝室で寝ていることが多いですが、外に出ていることもあります。

夕方は、室内の方で給餌の様子が見られますが、その際外への通路が閉められてしまうと、「今日はもう出られないんですか(?)」と、ドアの前で立ち往生してることもあったりなかったり。

少しずつ、からだは変わり、過ごす様も変わりますが、セロはセロです。

お腹付近に潰瘍のようなものが見られたり、お肉が残っている日もありますが、無理なく過ごしてくれたら嬉しいです。

 

寝ていてもチラッとこちらへのファンサを忘れないセロ。



 

スイちゃんに仲間ができました

昨年、スイスより来園した女の子「スイ」が多摩で1歳を迎えた記事を書きました。あれから一年が経ち、スイちゃんは今年無事2歳になりました。

以前の記事に載せた写真は、ちょうど一年前くらいのスイちゃんですが、昨年の秋から冬ごろは、昼間にオオカミ舎を訪れてもスイちゃんの姿を見つけることが難しい日が多かったのです。

夏前は、子供たちが通路を通るとその金網の近くへ行っては飛んで遊びたがるような仕草が見られましたが、秋頃の遠足シーズンではむしろ子供たちから距離をとっているように見えました。大きな声で叫ばれるのが嫌だったのかな?

子供に限らず、スイちゃんの名前を大声で呼びながら歩いている大人の方も見かけました。

スイちゃんも、自分に何か言葉を発されている、追いかけられている、というのが分かっているのかもしれません。カメラにも抵抗があるのかもしれません。

低木の下に隠れこんだり、土管の中にいたりすることもあったので、身を隠したいと思わせる何かがあったのだと思います。

年が明け、春頃には、日中はほぼずっと大放飼場を歩き回るスイちゃんの姿がありました。

発情行動に伴うもの、とも耳にしましたが、あまりにもずっとグルグル歩き回っているので、休めていないのではと心配に...
モートにも降り、足が真っ黒になっているのがトレードマークとも化していましたが、それもここ最近は見られません。モートには以前ほど降りなくなりましたが、日中の周回はよく見かけます。そして夕方頃には新入りカヨラン(♂)と元気に走り回る様子も...

 


お腹の傷があった場所はなかなか毛が生えないのかな?

 

新入りカヨラン

今年の1月に、ドイツより「カヨラン」というオスが来園してくれました。

そのお知らせ記事に載っていた写真が衝撃的に可愛かったのです。

www.tokyo-zoo.net

 

オオカミというより、わんこ。(笑)

 

左側のお鼻が赤くなっているのは模様なのか傷?なのか。

 

画とは異なりかよわい声で遠吠えするカヨラン

 

実際、カヨランが公開されてから会いに行った際に見かけた寝姿や、行動?なども、オオカミという威厳はあまり感じなく(失礼)、わんこだなあといった印象でした。

ドイツの来園元の動物園の生まれのようですが、群れに馴染めず一頭で飼育されていたと記事にあり、その影響なのか、とてものんびりしているように見えます。

www.tokyo-zoo.net

 

来園してからすぐに多摩のお庭にも慣れ、日中はだいたい木陰か放飼場のすみでぐでっと横になり寝ていますし、落ち着いてご飯をしっかり食べて寝ているようですし。

夕方の時間は、ごはんがもらえると期待しているのか、飼育員さんを追いかけたり、室内に入って確認したりと、しっかり懐いて?いるように見えます。

いつから一頭で過ごしていたのか分かりませんが、同じ種のオオカミよりごはんをくれたり頻繁に顔を見せてくれる人間の方がカヨランにとっては信頼できるのかもしれません。

 

スイちゃんもはじめのうちは警戒していたようですが、今ではカヨランがいることに喜びを隠せていないようで、カヨランの起きている時間(特に夕方)には、よく遊んでいる様子が見られます。

カヨランは今年で9歳なので、フレッシュな年齢ではないですが、元気あり余るスイちゃんの相手をしてあげています。(たじたじになっているだけかもしれませんが...)

一年近くカラス(と少々の人間)しか遊び相手のいなかったスイちゃんに、とてもやさしそうなカヨランという仲間ができてとても嬉しいです。

動物園としては繁殖を目指していますが、はるばる多摩に来てくれた2頭が穏やかに過ごし、あわよくばその様子を観察させてもらえれば十分です。

 

多摩動物公園の公式サイトに埋め込まれている2頭の動画が可愛いです。

www.tokyo-zoo.net

 

 

梅雨と夏がやってきますが、3頭みな、変わりなく過ごしてほしいです。